今日は子供が歯並びを悪くしてしまう原因について話します。
⚫︎指しゃぶり
3歳くらいまでにしている指しゃぶりは本能的にしているものなので無理にやめさせる必要はありません。
しかし、5〜6歳になっても続いている場合は、出っ歯や開口など歯並びに悪い影響が出てしまいます。指にタコができるほどならなおさらです。
乳幼児の歯、歯肉はやわらかいので、指しゃぶりを繰り返すと変形してしまうのです。3歳を過ぎても続けている場合は、そのくせを取り除いてあげる努力をする必要があります。
⚫︎食事の仕方
日本の家庭の食事は、昔に比べて欧米化していることもあって、やわらかい物が多く、噛む回数が減ってきているとされています。
幼い頃にやわらかい食事ばかり与えていると、あご骨の発達が足りず、狭くなってしまうことも、、、
その結果八重歯のように、おさまりきれない歯が出てきてしまい、歯並びの悪さの一因となります。
また、足をブラブラさせた状態で椅子に座るなど、食事をとる時の姿勢が悪いものあまりよくありません。
このような状態でご飯を食べようとすると、前屈みとなって下あごを後ろに引っ張られるような感じになり、噛む力も弱くなるのです。姿勢のチェックもかかせません。
⚫︎現代ならではの原因
姿勢に関していえば、食事のシーンだけでなく、テレビを見る時も要注意です。
口をポカーンと開けたままで見続けると唇のまわりの筋肉が緩んだままで、下あごの発達に影響が出る可能性も
さらに、携帯型ゲームに熱中して、ずっと下を向いたままの姿勢でいると、下あごを引いたような状態が続き、深い噛み合わせになってしまうこともあります。
このように、歯並びを悪くする原因には、遺伝的な理由だけでなく、後天的な日常生活のくせも考えられます。
逆をいえば、子供のうちから、食事法や姿勢などに気を配ることで、キレイな歯並びにつながるのです。
秋津駅前歯科クリニック
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